スパイク・ジョーンズ監督が、アカデミー賞を初受賞した4年ぶりの長編最新作『her/世界でひとつの彼女』(6月28日)を引っさげ来日し、5月29日に開催されるイベントに参加することがこのほど、明らかになった。

来日が決定したスパイク・ジョーンズ監督 Photo by Sam Zhu

本作は、AI(人工知能)との恋を描いたラブストーリー。AIに恋する主人公の男性セオドラを俳優のホアキン・フェニックスが演じ、主人公を魅了し翻弄するAI型OSシステム"サマンサ"の声をスカーレット・ヨハンソンが演じる。

今年3月に開催された第86回アカデミー賞授賞式では、スパイク自身初のオスカー獲得となる脚本賞を受賞し、作品賞を含む5部門にノミネートされた。そのほかゴールデン・グローブ賞脚本賞やナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀作品賞・監督賞などにも輝き、全45部門を受賞、73部門にノミネートと、世界中で称賛されている。

このたび決定したスパイクの来日は、『かいじゅうたちのいるところ』以来、約4年半ぶり。5月29日に開催されるイベントに参加し、日本のファンに向けて本作を披露する。スパイクは「セオドア(ホワキン・フェニックス)とサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)を通して、『愛』と『結びつき』を可能な限りいろんな角度から描きたかった」と語っている。

『her/世界でひとつの彼女』場面写真 Photo courtesy of Warner Bros. Pictures