JabirOS is now an independent BSD variant.

JabirOSプロジェクトは5月10日(ドイツ時間)、「JabirOS 2.0.0 Released as an independent BSD Variant!|Jabir Project」においてJabirOSの2回目のリリースバージョンとなる「JabirOS 2.0」を公開したと伝えた。「JabirOS 2.0」はFreeBSD 10.0-RELEASEをベースに構築されたデスクトップ(ワークステーション)向けディストリビューション。ミニマリストやデスクトップユーザ向けのディストリビューションとされている。

JabirプロジェクトはもともとMuhammadreza Haghiri氏およびReza Bagherzadeh氏がスクールプロジェクトの一環として開発がはじまったプロジェクト。当初はUbuntuをベースに開発されていたが、後にFreeBSDベースへ変更されている。XFCEを統合ウィンドウ環境に採用し、最小限のソフトウェアでデスクトップ環境を提供しようとしているものとみられる。

多数のデスクトップ向けディストリビューションが存在するLinux系ディストリビューションと異なり、カーネルからユーザランド、サードパーティ製ソフトウェアの利用整備が一貫して取り組まれている*BSD系のオペレーティングシステムはディストリビューションや派生プロジェクトが少ない。ただし数は少ないが、特定の言語や文化圏向けのディストリビューションが開発されるケースも見られる。