東京商工リサーチは5月12日、2013年「全国女性社長」調査の結果を発表した。これによると、全国256万社のうち、女性社長は28万4,581人に上り、全国平均が11.1%に上昇した。

女性社長数・女性社長率推移 資料:東京商工リサーチ

都道府県別で見ると、東京都が7万2,109人(前年6万5,984人)で4年連続トップとなった。これに、大阪2万5,315人(同2万3,644人)、神奈川1万9,283人(同1万8,002人)、愛知1万4,013人(同1万3,255人)と続き、前年と順位は変わらなかった。これに対し、女性社長数が少なかったのは、鳥取1,126人、島根1,194人、福井1,331人、佐賀1,397人の順だった。

女性社長数と企業数を対比した「女性社長率」は、全国平均が11.1%(前年10.7%)で前年より0.4ポイント上昇し、都道府県別で全国平均を上回ったのは12都府県だった。

「女性社長率」の比率が最も高かったのは東京の13.5%(前年13.3%)で、神奈川12.4%、福岡12.1%、大阪12.07%と大都市圏が続く。上位20位を見ると、西日本の15府県(九州・沖縄6県、近畿4府県、四国3県、中国2県)がランクインし、「西高東低」の傾向が見られたという。

出身大学別では、日本大学が265人(前年246人)で4年連続トップだった。2位が慶応義塾大学の216人(同217人)、3位が東京女子医科大学209人(同174人)で前年6位から上昇した。以下、早稲田大学189人、青山学院大学182人、日本女子大学166人、同志社大学134人、共立女子大学117人と続く。

名前では、1位が「和子」の4,000人で4年連続トップ。2位は「幸子」3,330人、3位が「洋子」3,269人で、トップ3は前年と変わらなかった。これに、「裕子」2,430人、「京子」2,220人、「恵子」2,158人、「久美子」2,109人の順で続く。