オリンパスイメージングは5月13日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough」を発表した。発売は6月で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は48,000円前後(税別)。

「OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough」

2013年1月発表の「TG-2 Tough」の後継モデルで、水深15mでの撮影が可能なJIS/IEC保護等級8(IPX8)相当の防水性能や、JIS/IEC保護等級6(IP6X)相当の防塵性能、2.1mの高さからの落下に耐える耐落下衝撃性能、マイナス10度でも動作する耐低温性能、100kgfの耐荷重性能を備えるタフネスモデル。撮影性能が劣りがちなタフネスモデルであるが、本機では開放F2.0の大口径レンズや裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。また、裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic VI」で構成される「iHSテクノロジー」、大口径レンズによって高感度撮影・低ノイズが実現された。

マクロ撮影機能が強化されており、多彩なマクロ撮影を楽しめる「バリアブルマクロシステム」を搭載。デジタルズーム併用で1mmの被写体を最大約44.4mmまで拡大表示できる「顕微鏡モード」、ピント位置の違う8枚を連続撮影して合成することで高倍率時に被写界深度が狭くなる問題を解決する「深度合成モード」などを搭載。手前から奥までピント位置をずらしながら、複数枚を撮影するモードには「フォーカスブラケットモード」もあり、こちらではピントをずらす量、枚数をあらかじめメニュー画面で3段階から洗濯可能。

【左】深度合成モード処理前 【右】処理後

【左】深度合成モード処理前 【右】処理後

そのほか、撮影した画像をスマートフォンやタブレット端末へワイヤレスで送ったり、スマートフォンから本機をリモート操作したりできるWi-Fi(無線LAN)接続機能を搭載。さらに、GLONASS・QZSS対応で測位精度が高いGPS機能、電子コンパス機能を搭載。電子コンパス機能は方位のほか、緯度・経度、気圧、水圧、標高、水深を確認することができる。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、対応感度がISO100~ISO6400、開放F値がF2.0~F4.9となっている。手ぶれ対策としては、センサーシフト式の手ぶれ補正機構を搭載する。

背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(Eye-Fiカード含む)と内蔵メモリ(約36MB)、動画の記録形式はMOV/H.264とMotionJPEG、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用し、CIPA準拠の撮影可能枚数は約350枚となっている。

サイズはW111.5×D31.2×H65.9mm、重量は247g(電池、メモリーカードを含む)。

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