フォトブックサービス「MyBook(マイブック)」を展開するアスカネットはこのほど、「遺影」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は20代~60代の女性を対象として、4月4日~6日にインターネット上で実施。500名の回答を得た。

遺影を準備している人はわずか2.2%

約7割が「自分の遺影を選んでおきたい」が、実際に準備している人は2.2%

いざというときのために「自分の遺影を選んでおきたいか」を聞いたところ、「絶対に選んでおきたい」が12.4%、「できれば選んでおきたい」が56.8%で、約7割が遺影を自分で選んでおきたいと考えていることがわかった。

続いて「実際に遺影を準備しているか」を聞いたところ、「準備している」人はわずか2.2%にとどまり、「自分で選んでおきたい」と考えつつも、実行に移している人はごくわずかだった。しかし「まだしていないが、準備しておきたい」人は59.0%にのぼり、自分の遺影に対する関心の深さを伺わせた。

遺影をプロに撮影してもらいたい人は4人に1人

「正装して真顔」の遺影にしたいという人は5.1%

準備しておきたい遺影は「プロに撮ってもらいたいか」を聞いたところ、「プロに撮ってもらいたい」という人が26.6%だったのに対し、「スナップ写真で良い」は73.4%となり、プロ写真家の技術よりも、ありのままの姿を写したカジュアルな写真が支持を集めていることがわかった。

「自分の遺影写真はどんな写真にしたいか」については、「普段着で笑顔の遺影」が56.8%と過半数を占め、「好きな場所で撮った遺影」(24.6%)、「趣味の物を持つなど自分らしさの出ている遺影」(13.3%)などが好まれていた。一方で、「正装で真顔の遺影」はわずか5.1%だった。日本では古くからフォーマルな遺影が多数派を占めてきたが、この結果から、遺影に対する考え方が変わってきていることが見て取れた。

プロフィール写真に自信がある人は4人に1人

SNSなどのプロフィール写真には「自分が写っていない写真」を使っている

「遺影」よりも身近で日常的な「自分のプロフィール写真」について、「SNSなどで使用している自分の写真をどう思うか」を聞いたところ、自分の写真に「納得している」人は26.4%だった。割合が高かったのは「自分が写っていないものを使っている」の60.1%で、プライバシーを気にして顔写真を避けている人もいるが、「自信がない」という意見も多く見られた。

また、「納得のいく写真をプロに撮ってもらうならいくら出すか」を聞いたところ、「3,000円以下」が過半数、「5,000円以下」も含めると約9割を占めた。