元NokiaでPureView開発中核メンバーの1人、Appleへの移籍を報告

 

米Appleが元NokiaでPureView技術を開発した技術者の1人を雇ったことが話題になっている。Engadgetが5月9日(現地時間)に報じたところによれば、この人物はLumia部門のシニアエンジニアだったAri Partinen氏で、同氏自身が米カリフォルニア州クパチーノの会社での新しい仕事をスタートしたことを自身のTwitterアカウントで報告している

PureViewはもともとNokia 808に4100万画素のカメラセンサーとともに採用された技術で、「高画素センサーを使ってより美麗な映像を実現する」ことを目的としたイメージング技術だ。後にこの技術を応用して、870万画素センサーで800万画素クラスの映像を撮影可能なLumia 920がリリースされたり、Nokia 808と同じ4100万画素センサーと巨大レンズを搭載したLumia 1020などが登場したが、この中核メンバーの1人だったのがPartinen氏だという。9 to 5 Macによれば、LinkedInのプロフィールを引用して同氏が特にイメージ処理のエキスパートであり、PureView技術に関するペーパーの作者の1人であることも紹介しているなど、最近までのNokiaのイメージング処理技術の中核を成していたことは間違いないようだ。その意味で、Apple移籍後の今後のiPhone等での技術革新が楽しみではある。

PureViewに関しては、以前にNokiaでイメージング処理部門トップのDamian Dinning氏が辞めたことをレポートした。携帯部門のMicrosoftへの吸収が完了し、社内体制が変革するなか、混乱の中で流出する人材はこれらの例を含め多数あるとみられるが、そこで培われた技術は今後も業界の中で新たな進化を続けていくだろう。それがMicrosoftでなかったとしても。

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