神戸製鋼は改修費用約200億円をかけ、加古川製鉄所第3高炉を2016年9月から90日間で改修し、同年12月末に再稼働を行うことを決定した。

同高炉は2016年に稼働20年を迎え炉内耐火物の経年劣化が進んでいるため、稼働停止と改修を実施することとした。高炉本体の鉄皮は改修以後も継続使用するが、消耗が進む炉底耐火レンガは全面更新し、冷却効率の高い銅ステーブの採用部位を拡大する。また、炉内形状の最適化や、原料装入装置の改良など、安定操業の確保とコストダウンを図る。>

同社は既に2017年度を目処に神戸製鉄所の高炉など上工程設備を休止し、加古川製鉄所に集約することを計画している。本改修と再稼働を含め、主要設備の一部である高炉の刷新を狙う。

加古川製鉄所 第3高炉