三谷産業は5月8日、ベトナム子会社 Aureole Business Components & Devices Inc.(ABCD社)ハイズン工場の増築について発表した。

ABCD社はベトナム南部のドンナイ工場およびベトナム北部のハイズン工場の2拠点で主に自動車部品分野向け樹脂成形品の製造を行っており、また、ドンナイ工場では金型製造も行っている。

ここ数年は、新型車種向け成形品が増加するとともに、既存の樹脂成形品も自動車メーカーでのプラットフォームの共通化が進んでいることに加え、日系ハーネスメーカー各社がベトナムにおける生産量を拡大させる方針を打ち出しており、その結果、生産量が急激に拡大してきている。このような状況下において、今後のユーザーからの需要増に応えるため、生産量の増大を図るべく、ABCD社ハイズン工場の増築を行うという。

完成予想図

三谷産業は、今回の増築により、生産設備の増強(成形機20台導入予定)を進め、平成28年度のハイズン工場の生産量を平成25年度対比で約2倍まで増加させるよう目指していくとした。