『劇場版 仮面ライダー鎧武/烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE』にゲスト出演する中山雅史(左)と、主人公・葛葉紘汰役の佐野岳

7月19日に公開される特撮映画『劇場版 仮面ライダー鎧武/烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE』のゲスト発表会見が7日、東京・日本サッカーミュージアムで行われ、元プロサッカー選手の中山雅史が出演することが発表された。

『仮面ライダー鎧武/ガイム』は、2013年10月より放送中の平成仮面ライダーシリーズ第15作で、脚本に『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズで知られる虚淵玄氏を起用し、「フルーツ」と「鎧」がモチーフとなっているが、TVシリーズでは「ダンス」もキーワードのひとつ。今回の劇場版では全てを「サッカー」で解決する世界に主人公たちが迷い込み、ライダーたちもサッカー対決を行い、中山は中山雅史本人役で作中に登場。主人公・葛葉紘汰に熱いエールを送る役回りになるという。

会見には中山と、葛葉紘汰役の佐野岳が登場。変身ベルトを巻いて登場した中山は、「子供の頃はこんなちゃんとしたベルトは買ってもらえなかったので夢が叶いましたよ」とご満悦。「憧れの『仮面ライダー』に出演させもらえて興奮しました。オファーがあった時は何をやるんだろうと思いましたが、(中山は)中型自動二輪免許を持っているので、サイクロン号を用意してくれれば仮面ライダー役として出演するつもりでした」と報道陣を笑わせた。映画出演については「緊張しました。映画の中でキックターゲット(蹴ったボールで的を射抜くゲーム)をやるんですが、元プロとして期待されているし、自分が決めないと始まらないのでJリーグのPK戦と同じぐらい緊張しました」と振り返るとともに、「憧れである仮面ライダーに出る以上は、ライダーを汚してはいけない」と語っていた。

一方の佐野は、俳優を目指す前はサッカー選手を目指していたほどの大のサッカー好きであり、中学時代はトレセンに呼ばれたほどの本格派。佐野からは「子供の頃、中山さんの練習や試合を見に、愛知から静岡まで行っていました。選手のサインがもらえる企画があって、僕は名波選手のサインをもらったんですが、中山さんのサインがほしいと言ってないてしまうほどのファンでした」とのエピソードも。それだけに憧れの中山との共演は感激で、「中山さんの我が道を進む意志の強さやエネルギーを、演技を通して感じました。中山さんは役者としても100点だと思います!」と熱く語っていた。

『劇場版 仮面ライダー鎧武/烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE』は、7月19日より全国公開。日本時間で7月14日にワールドカップ決勝戦が行われることもあり、中山は、「日本がもし決勝に行ったらその頃は忙しそうなので、『鎧武』とどっちを取るか悩みますね。でも舞台あいさつで決勝の日本の話もできたら最高ですね」とサッカー日本代表にもエールを送っていた。