不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボはこのほど、マンション購入検討者の定例意識調査の結果を公表した。同社は、2008年より四半期ごとにマンション購入検討者の心理を時系列比較している。今回で25回目となる同調査は、3日~9日の期間、同社サイト「住まいサーフィン」の登録会員のうち、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象として実施。108人から回答を得た。

物件価格、約5割が「高い」と回答

「現在の物件の購入価格(分譲価格・金利・税制含む)についてどのように感じているか

回答者全員に「現在の物件の購入価格についてどのように感じているか」と聞いたところ、49.1%が「高い」と回答。前回よりも13.7ポイント増加し、リーマンショック以降、もっとも高い水準に達した。また、購入希望価格別に見ると、5,000万未満のマンション購入検討者の60.4%が、「高い」と感じている。

「1年後の価格変化」

一方で、「一年後の価格変化」について聞いたところ、76.9%が「上がる」と答えた。中でも、5,000万円以上の層は、81.8%が「上がる」と答えている。

「1年前と比べたマンション購入意欲

続いて、「一年前と比べたマンション購入意欲」に関しては、前回よりも19.9ポイント少ない、53.7%が「増した」と回答。中でも5,000万未満の層で「増した」と答えた人は、41.5%にとどまった。