パルコと東京糸井重里事務所は、漫画家の松本大洋が描いた絵本の展覧会「『かないくん展』 死ぬとどうなるの。『ほぼ日』の死と生の展覧会」を開催する。開催期間は5月16日~6月2日まで、開催時間は10:00~21:00(最終日は18:00まで)。会場は東京都・渋谷のパルコミュージアム。入館料は一般500円、学生400円、小学生以下は無料。

(c)Shuntaro Tanikawa+Taiyo Matsumoto 2014, Printed in Japan

(左から)漫画家の松本大洋、詩人の谷川俊太郎

同展は、詩人の谷川俊太郎が文を書き、できあがった話をもとに松本が2年をかけて描いた絵本「かないくん」の原画28点とラフスケッチの展示を中心に、絵本のテーマである「死ぬとどうなるの」について考える展覧会。本番とは別バージョンの、未公開の絵も公開される。

また、会場では、谷川俊太郎の死に関する詩や、ビデオインタビュー「死んだらどうなるか、考えたことがありますか?」が紹介されるほか、複製原画をはじめ、祖父江慎ディレクションによる「かないくん」スペシャルグッズの販売、トークイベントなども開催。詳細は公式サイトを参照してほしい。

なお、「ほぼ日」が谷川に執筆依頼をしてから絵本が完成するまでの2年2カ月を追ったメイキングサイトや、すべての作業が終わるまで直接顔を合わせることがなかったという二人の対談も公開されている。