JTB中部と四国八十八カ所霊場会は6月4日~11日、「1日で巡るお遍路さんinうめだ」を、大阪市北区"うめきた"にあるグランフロント大阪の「イベントラボ」(北館/地下1階)にて開催する。

本尊掛け軸を参拝する参加者の様子

巡礼用品や四国物産品の販売も

四国八十八カ所は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88カ所の寺院の総称。その88カ所の寺を巡回する人々のことを「お遍路さん」と呼ぶ。四国八十八カ所の霊場を巡る全行程は約1,300km。徒歩で巡ると1カ月半~2カ月、車を使っても10日~2週間程度かかる長旅となるが、弘法大師の足跡を訪ねる巡礼の旅として根強い人気がある。

同イベントは、四国霊場開創1,200年を記念して行われるもので、1日で四国八十八カ所霊場の本尊掛け軸参拝とお砂踏みを体験できる催事となっている。会場には四国霊場88カ所の本尊掛け軸を集め、各霊場の砂(※)を敷き詰めた。これにより、会場内のすべての本尊掛け軸をお参りすることで、四国八十八カ所の霊場を巡るのと同じ功徳が得られるとのこと。

また、催事の入場者には、四国霊場八十八カ所すべてを回り終えると発行してもらえる「結願之証」(けちがんのしょう)を配布するほか、巡礼用品や四国物産品の販売も行い、遍路を身近に感じられる内容となっている。

開催時間は9時~21時、1日4部の入れ替え制とし、定員は各部600人。料金は前売り券1,600円、当日券1,800円、中学生以下無料。チケットは、インターネット販売、コンビニエンスストア、チケットぴあ、JTB店頭やJTB総合提携店などで販売する。

※四国霊場88カ所の砂は持ち帰った後、砂袋にして踏みながら巡拝することで実際に四国霊場をお参りしたのと同じ功徳があるという