日本生まれのあのドラマが、沖縄熱を高めたとか

中国人観光客の人気の日本訪問先としてまず名前が挙がるのは、京都と北海道。しかし、最近は沖縄の名前も聞かれるようになっている。

3年間、日本に何度も行けるビザ

沖縄が人気上昇している最大の理由は「沖縄数次ビザ」という日本渡航ビザである。個人観光で日本を訪れる「一定の条件を満たす」中国人に対し、最初の訪問時に沖縄に1泊以上すれば、その後3年間、実質的に日本へ何回でも訪問できる「沖縄数次ビザ」が発行されるのだ。

「一定の条件」を満たすのはかなり経済力がないと難しいようだが、それでも日本への自由な訪問を夢見て、トライする中国人富裕層は多い。中国版ツイッターの「ウェイボー」でも、「どうしたら3年のビザが取れるのか」と話題にするツイートが多数見られる。

ツイート「世界七大ビーチウェディング」の第2位に

しかし最近、それに輪をかけて注目されているのが、沖縄ウェディングである。「世界七大ビーチウェディング」というツイートでも、インドネシア・バリ島のWiwaha教会に続き、ハワイやギリシャの教会を抑え、第2位に万座ビーチのガラスの教会がランクインしている。

ウェイボーでは、北は北京から南は広州まで、全国各地のウェディングプランニング会社が沖縄ウェディングを紹介している。海外ウェディングを専門に扱うあるプランニング会社は、「皆さんが海外ウェディングに求めるのは、青い空、白い雲、美しい海。沖縄にはそれらが全てあります」というツイートとともに、沖縄のクリスタルローズチャペルを紹介している。料金はミニ結婚式と撮影費用込みで日本円で40万円ほどと安くはないが、それでも注目を集めている。

ウェイボーでは、昨年中国で大人気となった日本の人気ドラマ「イタズラなキッス」の続編でも、沖縄ハネムーンシーンがあると話題になっている。今後、沖縄ウェディングは中国富裕層の間でますます注目を集めそうだ。

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