俳優の水谷豊、成宮寛貴、及川光博、女優の釈由美子らが26日、都内で行われた、映画『相棒-劇場版III - 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』の初日舞台あいさつに出席した。

前列左から、真飛聖、鈴木杏樹、宅麻伸、伊原剛志、水谷豊、成宮寛貴、釈由美子、及川光博、石坂浩二、後列左から、片桐竜次、六角精児、山中崇史、川原和久、大谷亮介、山西惇、小野了

本作は、2000年にテレビ朝日系で放送がスタートした刑事ドラマ「相棒」シリーズの劇場版最新作。警視庁特命係の杉下右京(水谷)と3代目相棒の甲斐享(成宮)が、ある不可解な死亡事故の調査で訪れた島に隠された謎に挑む――というストーリーで、映画は全国公開中。

イベントには、水谷と成宮のほか、劇場版キャストの伊原剛志、釈、宅麻伸、レギュラーキャストの鈴木杏樹、真飛聖、川原和久、山中崇史、大谷亮介、六角精児、山西惇、小野了、片桐竜次、及川、石坂浩二、和泉聖治監督の総勢17人が登場し、会場に集まった相棒ファンは大きな声援と拍手を送った。

「右京さ~ん!」というファンの声に笑顔で応えた主演の水谷は、「より社会派エンターテインメントになりました。『相棒』ワールドの旅が、みなさんにとって楽しいひと時になれば」と自信を持ってアピール。一方、劇場版のゲストとして出演を果たした釈は、「新旧の『相棒』に挟まれて大興奮してます」とあいさつすると、2代目・及川と3代目・成宮に急接近され、顔を赤らめる場面も。撮影現場でのエピソードとして、「水谷さんは天気を左右する。雨の予報なのに晴れさせたり、逆に雨も降らすことも出来る」と熱弁する釈に、水谷は「そこにビックリしましたか」と照れ笑いしていた。

また、「忘れた頃にやってくる神戸尊(たける)です。現場では"そん"って言われてましたが、この映画を観なきゃ"そん、そん"!」と笑いを誘った及川は、成宮に「上手過ぎませんか!?」と突っ込まれ、「慣れてんだよ~」と先輩風。同シリーズでは、長セリフの1カット撮影が名物となっているが、15ページに及ぶセリフに挑戦した及川が、「2人は特命係だけど、僕は説明係だった」と苦笑いで振り返ると、成宮は「セリフを間違えてもやり切っちゃう。こうやってNGを出せばいいんだと思った。さすが先輩!」と尊敬の眼差し。そんな新旧「相棒」の苦労話に、水谷は「14年前にたまたまセリフがスラスラ出ちゃって。そこから過酷な撮影が始まりました」と苦笑いで明かしていた。