ロックバンドのLINDBERG(リンドバーグ)が25日、東京・江東区のZeppダイバーシティ東京で、ライブ「LINDBERG 25th Anniversary 感謝祭~これからもよろちくね~」を開催した。

左から、LINDBERGの小柳“CHERRY”昌法、平川達也、渡瀬マキ、川添智久

1988年に元アイドルだった渡瀬マキを中心として結成した同バンドは、今年で結成25周年を迎えた。2002年にバンドを解散するも、2009年には期間限定で再結成&再始動しており、25周年を機に今後は継続して活動していく予定となっている。

約4年4カ月ぶりとなるライブを前に、報道陣の取材に応じた渡瀬は、「体力の限界に挑戦です。アップテンポの曲ばかりなので、最後まで楽しみたい」と意気込みを。「この5年間は自分たちの音楽人生について考えた」と本格的な再始動への心境について語った渡瀬は、「新しい音をお届けしたい。1日1日を楽しんで、誰かが倒れるまで頑張ります!これからも、細く長くだけど"よろちくね"!」と元気に宣言した。

また、バンドのギタリストで夫でもある平川達也のあいさつに対し、「しどろもどろでごめんなさいね。慣れてないから」とフォローした渡瀬は、病気の克服や出産を振り返り、「すべてに意味があった。平川さんが支えてくれた」と感謝。2人の子どもたちには、「父ちゃんと母ちゃんは、これからLINDBERGをやります!」と宣言したそうで、「想いが伝わったのか、自立してすごく助けてくれる。働く姿を見せるのも良いですね」と母親の顔を覗かせていた。

約2,000人のファンが集結したライブでは、1990年のヒット曲「今すぐKiss Me」を始め、「BELIEVE IN LOVE」や「恋をしようよ Yeah!Yeah!」など、全20曲を全力でパフォーマンス。また、米シカゴ・カブスの藤川球児投手が、阪神タイガース時代にテーマソングにしていた「every little thing every precious thing」を歌う際には、「『この曲は日本に置いていきます』って言ってた」と苦笑いで明かす場面もあり、ファンを笑わせていた。

途中のMCでは、7月から8月にかけての全国ツアー「LINDBERG LIVE TOUR 2014」の開催とファンクラブを復活することを発表し、ファンは喜びの大歓声。最後に渡瀬は、約2時間に渡った再結成ライブを「ありがとう~!また会おうね~!」とファンに手を振りながら、充実した表情で締めくくった。