こんにちは、SMMLabの赤松です。
他社とのコラボレーション企画、実施したことはありますか?

2013年のキャンペーン総まとめでも【ファンをシェアする!「コラボ」型】として紹介しましたが、今年もソーシャルメディアを利用したコラボ企画が多数登場しています。

■参考:【2013年総まとめ!】話題のソーシャルメディアキャンペーン480事例を振り返り!

社名が似ている、ロゴが似ている、協賛企業同士などなど、様々な切り口で各企業がコラボを展開している様子が見受けられます。

コラボは、相互にファン増加が見込めたり、拡散・露出が増えたりとWin-Winの企画。

同ターゲットの異業種がタッグを組んだり、はたまた、同業他社で業界全体を盛り上げていたり。ソーシャルメディアを使えば、気軽にアクションが出来、コラボの過程を紹介するなどコンテンツ化させることも可能です。手法別にご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

========== menu ==========

1:Twitterで交流!
2:一緒に投稿コンテンツを作成!
3:LINEスタンプ投稿合戦!
4:コラボキャンペーンを実施!
5:一緒に新商品&新サービス開発!
6:キャラクターとコラボ!
7:インフルエンサー(ユーザー)とコラボ!

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1:Twitterアカウントで企業同士が交流!

ソーシャルメディアでは、企業同士が気軽に交流しているシーンをよく見かけます。特に、Twitterでは、手軽に他社アカウントに話しかけたり、つぶやきをリツイートすることができます。小さな交流から始まり、商品開発やキャンペーンなどに発展するケースも!最初の一歩では、まず気になる他社アカウントをチェックし、アクションを起こしてみるのがよいかもしれません。意外性が大きいと爆発的な拡散も期待できます!つぶやく内容は、公の場であることを意識することが大事。

■昭文社×旺文社:Twitterアカウント交換!

URL:http://www.obunsha.co.jp/news_release/303.html

名前が似ていることからコラボが始まった、昭文社と旺文社。(昨年、昭文社×旺文社「どっちがどっち?!」キャンペーンを実施。本ブログでの紹介記事はこちら)。

今年のエイプリルフールには、「昭文社×旺文社「帰ってきた!どっちがどっち?!」キャンペーン」として、なんと、Twitterアカウント交換を実施。昭文社Twitterアカウントが勉強を始めれば、旺文社デジタル編集部Twitterアカウントが旅に出るという1日で、話題となりました。”togetter”に一連のツイートがまとめられています(午前の部午後の部)。

4月1日に両社のTwitterアカウントが実際に使用したアプリのセールを実施したり、iPhoneアプリ『AppBankお得情報』上にて、書籍が当たるプレゼントアンケートも実施し、様々に展開されたコラボが話題となりました!

■タワーレコード×TSUTAYA:Twitterアイコンのロゴの色を相互チェンジ!

タワーレコードとTSUTAYAの2社は、エイプリルフールに、アイコンのロゴの色を相互チェンジ!紹介した『タワーレコード セール&キャンペーン 』アカウントの投稿では、リツイート数は1,500超え、その他ニュースサイトなどでも、仲良しアカウントとして話題になりました。(アイコンの変更は1日限定だったため、既に通常アイコンに戻っています)

2:コンテンツを一緒に作成!

仲良しアカウントや協賛企業などで、投稿コンテンツを一緒に作成するのも、拡散やファンのエンゲージメントアップにつながりやすいですね。
FacebookやYouTubeに、コラボの過程や作品を紹介し、コンテンツ化させることも可能です。

■JAL×伊藤ハム×住友生命: ”真央ちゃん応援弁当”をFacebookページ投稿

URL:http://goo.gl/Yb3YPb(伊藤ハム:お弁当の全貌 下の画像はこちら)
http://goo.gl/QfCDks(住友生命:作成風景)
http://goo.gl/HK7MUJ(JAL:作成途中の様子)

浅田真央選手を応援している、JAL&伊藤ハム&住友生命3社のコラボ企画。『ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2014』を前に、3社のスタッフが集まって作った、”真央ちゃん応援弁当”をFacebookページで公開。

伊藤ハムの「ハム係長」はパイロットに、住友生命の「しずかちゃん」は客室乗務員に、そしてハムでできたJALの飛行機! それぞれのページで、作成風景、作成途中の様子、お弁当の全貌と別々の写真を公開。全て同じ写真ではないところも秀逸ですね。各投稿で、それぞれのFacebookページへのURLを貼る工夫で、3社全てのFacebookページを訪れた人も多そうですね。

■ゼクシィ×劇団四季 :サプライズプロポーズ動画をYouTube投稿

URL:http://propose.zexy.net/propose/ouen/index.html
http://zexy.net/camp/20th/
参考URL:http://www.sankeibiz.jp/business/news/140402/prl1404021111031-n1.htm

リクルートが運営する、ブライダル情報提供サービス『ゼクシィ』は、20周年記念「プロポーズ応援プロジェクト」で、企業連携 第13弾として、『劇団四季』によるミュージカル『マンマ・ミーア!』出演者と共に、フラッシュモブを使った、サプライズプロポーズを決行。出演者に混ざって男性が踊りだし、彼女が驚き、喜んでいる様子を映像化し、YouTubeで公開。なお、サプライズが実施された丸の内エリアのFacebookページ「MEET at Marunouchi」でもこの企画が紹介されていました。
5月22日からは、「プロポーズ応援プロジェクト2014」が本格始動するそうで、7代目CMガールのオーディションや、超大型プロジェクトの準備が進行中とのこと。特設サイトでは、他企業とのコラボ動画も公開し、幅広く展開させています!
これほどの大型コラボは、Webでの取り組みがマスメディアでも話題になり、さらに注目が集まる、といったことも期待できますね。

3:コラボでキャンペーンを実施!

それぞれのFacebookページにいいね!を押してもらったり、コンテンツネタを集めたりと、様々な手法で企画されています。両社のメリットにつながるポイントを見つけて、どんなキャンペーン、ツールが最適なのか検討してみてはいかがでしょうか。

■BOSS×Fender×Audio-Technica

  URL:https://c.socialplus.jp/crossover_campaign2014

楽器業界3社での、ブランドの垣根を越えたコラボキャンペーン。ギターエフェクターを製造する「BOSS」がキャンペーンの主催企業となり、有名ギターブランドの「Fender」と、ヘッドフォンやマイクなどでおなじみの「Audio-Technica」がそれぞれBOSS製品とのスペシャル・レコメンドとしてインセンティブを提供。3ブランドのFacebookページに「いいね!」すると[Fender×BOSS]、[Audio-Technica×BOSS]のレコメンド・セットが当たります。

■H.I.S.× (1)SONIA RYKIEL BEAUTE/ (2)日本マイクロソフト 

URL:http://www.his-j.com/tyo/cpn/soniarykiel/(H.I.S.×SONIA RYKIEL BEAUTE)・・(1)
http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/pcinfo/1403/tablet_cp/campaign.aspx(日本マイクロソフト×H.I.S.)・・(2)

H.I.S.は、多数の企業とコラボキャンペーンを展開しています。

(1)のSONIA RYKIEL BEAUTEとの「Facebook診断キャンペーン」では、簡単な3つの質問に答えると、ピッタリの旅先とその旅先におすすめの化粧品を診断してくれる企画。昨年、「海外旅行時に女性が抱えるお肌のトラブル」を募集したTwitterキャンペーンを元にコンテンツを仕上げたそうです。旅行×コスメのニーズ吸い上げにうまく利用していますね。(本ブログでも紹介

(2)の日本マイクロソフトとの『タブレットでわがままな旅を楽しもう!「旅レット8キャンペーン」』では、Twitterで「あなたの旅行に対するわがまま」を募集。『1年間限定 使い方はあなたの自由!300万円分のわがまま旅行』をプレゼントするなど話題になりました。コラボのきっかけは、3月に公開された旅行に便利なタブレット向けのコラボアプリだそうですが、その認知にもつながったのではないでしょうか。(本ブログでも紹介
「旅行」という切り口で、様々な企業とのコラボレーションを実施しており、今後どのような企業とタッグを組むのか楽しみですね。

4:LINEスタンプ投稿合戦!

LINEアカウントでのコラボは、スタンプがあると企画しやすそうですね。スタンプを使った投稿企画のほか、スタンプそのもののコラボも盛んです!

■NTTコミュニケーションズ×キリン: スタンプ投稿合戦

URL:http://506506.ntt.com/information/info_20140204.html(NTTコミュニケーションズ『ココアくん』)
http://0255.jp/character/(キリン 『ごごのこーちゃん』)

左:キリンの募集投稿/右:NTTコミュニケーションズの応募締切後のLINEカバー画像

LINEスタンプを新たに公開した2社、NTTコミュニケーションズ『ココアくん』とキリン 『ごごのこーちゃん』。カップつながりのキャラクターがきっかけとなったコラボ企画です。「コメント応援合戦」として、コメント欄にスタンプしてもらい、コメント欄活性化を狙ったコンテンツを提供していました。両社の投稿に、お互いのスタンプのダウンロードページへのURLを貼って誘導することで、相乗効果が期待できますね。

5:一緒に新商品&新サービス開発!

異業種と新商品や新サービスを共同開発するには、手間と時間がかかりますが、新しいイメージ、新しい風を吹かせることができます。何より、想いが形になれば、話題性抜群!さらにソーシャルメディアを絡ませたキャンペーンを行えば拡散が狙え、認知アップにつなげられますね。

■東洋水産『マルちゃん』 × BEAMS:ヌードル部

URL:http://www.beams.co.jp/noodle/

東洋水産とBEAMSのコラボ企画は、スタイリッシュなカップ麺の開発。2011年にスタートし、麺好きなBEAMSスタッフ40名の中で、”味”が決まるまで2年かかったそう。BEAMSでのサンプリングを経て、ついに2014年4月7日に、『マルちゃん×BEAMS ヌードル部』クラムチャウダー味、ミネストローネ味を全国のコンビニエンスストアにて発売しました。
特設サイトでは、”ヌードル部員”が各地で食べている様子を撮影した動画を”flickr”に掲載。そのまとめ動画をYouTubeでも公開しています。

■寺田倉庫×カヤック: 新サービス『minikuLOVE』

URL:https://minikulove.com/alliance
参考URL:http://www.kayac.com/news/2014/04/minikulove

寺田倉庫の”箱であずかる”収納サービス『minikura』APIを利用した新サービス『minikuLOVE』。”元恋人との思い出の品を倉庫にしまう”サービスです(本ブログでも紹介)。実は、本サービスはカヤックとのコラボ企画。以前より、寺田倉庫では、「minikura」のAPI を利用してコラボレーションする企業を募集しており、その一環で誕生したそう。既存サービスに新しい付加価値を見出し、新規のターゲット層にも響くよう上手に作り込まれています。拡散効果が期待できるTwitterキャンペーンも連動し、話題性も高めています。

6:キャラクターとコラボ!

企業×企業だけではなく、人気のアニメ・キャラクターとのコラボで話題となった事例もあります。新たなファン層の開拓につながりそうです!

■JINS コラボレーションモデル専門サイト「JINSコラボチャネル」

URL:http://collabo.jins-jp.com/
参考URL:http://www.sakurafinancialnews.com/news/3046/20140407_9

人気のアニメ・キャラクターなどとコラボ商品を作り、都度話題沸騰の「JINS(ジンズ)」。コラボレーションモデル専門サイト「JINSコラボチャネル」をオープンしました。
アニメ、スポーツ、音楽アーティストなど、多彩なジャンルとのコラボレーションモデルを展開、「黒子のバスケ」、「進撃の巨人」といったアニメとコラボレーションしたパソコン用メガネをはじめ、JINSがコラボレーションしたジャンルの一部商品を紹介しています。商品が購入できるほか、各商品でマウスオーバーすると、ツイートボタン、いいね!ボタンが表示されるといった、ソーシャルメディアで拡散されやすい工夫も見逃せません。

■ソフトバンク×『ブラックジャックによろしく』: 「ホワイトジャックによろしく」

URL:http://www.softbank.jp/mobile/special/white-jack/

ソフトバンクのつながりやすさを佐藤秀峰さんの漫画『ブラックジャックによろしく』のパロディ漫画で徹底的に解明するという企画。音声つきムービーコミックもYouTubeにて公開しています。
佐藤秀峰さんの漫画『ブラックジャックによろしく』は、二次利用フリー化をしたことで、多くの企業に利用されているようです。こういったチャンスを生かして、素材を自由に使う”コラボ”もあります。
参考URL:http://mangaonweb.com/creatorDiarypage.do?cn=1&dn=38413

7:インフルエンサー(ユーザー)とコラボ!

さらには、VineやYouTubeでは、企業×企業だけでなく、企業×インフルエンサーとなるユーザーのコラボレーションも盛んです。得意分野を生かしてもらうなどの工夫で、これまで気づかなかった切り口など新たな発見がありそうですね。

■リクルートジョブズ「FromA navi 」のキャラクター『パン田一郎』×YouTuber

URL:http://movie.froma.com/#movie/
参考URL:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000224.000003670.html

リクルートとYouTuberのコラボ企画「パン田一郎×YouTuber あなたに刺さる動画はどれ??」。バイト情報サイト『FromA navi 』のCMキャラクター「パン田一郎」君を、30名のYouTuber(YouTubeに投稿を行うパートナーユーザーの通称)が様々な動画で表現している企画です。「バイト情報サイト『FromA navi 』のターゲットである若年層がスマホやPC、タブレットなどで動画を視聴する時間が年々増加している」ことから、動画コラボに至ったそう。今回30名を選出した『The Online Creators』は、約300名のYouTuberが所属しており、他のキャンペーンでもたくさんのコラボ企画を実施しているそうです。

■森永乳業(リプトン)×ネットで話題の男子高校生モデル”けみお”

URL:http://smmlab.aainc.co.jp/?p=29487

6秒間のループ動画アプリ「Vine」を使いTwitterのフォロワーが37万人を突破、爆発的に人気となった男子高校生モデル“けみお”くん。
森永乳業のリプトン新商品『リプトン ほうじ茶ラテ』とのコラボVine動画も話題となりました(本ブログでも紹介)。

いかがでしたでしょうか?気軽なものから、練り込まれた企画まで、様々なコラボレーションをご紹介いたしました。
各者がWin-Winになる”コラボレーション”。一緒にコラボする「相手」と「方法」、そして、その「メリット」をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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