ヤフーとブックオフコーポレーション(以下、ブックオフ)は24日、資本・業務提携契約を締結したと発表した。「BOOKOFF」の店舗で買い取った商品を「ヤフオク!」で販売するなどして、リユース市場の拡大を目指す。

「リユース革命」プロモーションページ(出典:ヤフーWebサイト)

ブックオフは、第三者割当によりヤフーを割当先としてブックオフの普通株式310万株と、新株予約権付社債77個を割り当てる予定。ヤフーは第三者割当増資で15.02%の株式を取得し、新株予約権を全て権利行使した場合の取得株式は43.22%に上昇する。取得価額は、普通株式が21億7,620円、新株予約権付社債が77億円。

今後はまず、「BOOKOFF」店舗にある中古本の販売を「ヤフオク!」上でも展開し、2016年度までに取り扱い数1,000万冊を目指す。CDやDVD・ゲームソフトなど中古本以外の商品についても、「ヤフオク!」で販売していく。

2014年7月には、「BOOKOFF」全店(「BOOKOFF SUPER BAZAAR」「BOOKOFF PLUS」は除く)に「総合買取受付窓口」の設置を計画。ホビー・アパレル・ブランド品・雑貨など買取品のラインナップを拡大することで、顧客の利便性向上を図る。併せて、2013年から開始した携帯電話の買取も強化する。

さらに、2015年度中を目処にリユースセンターを開設し、リユースの仕組みを長期安定的に支えていくとしている。