俳優の吉岡秀隆、真飛聖、三浦友和が23日、都内で行なわれた、WOWOWの連続ドラマW『トウソク』の完成披露試写会に出席した。

左から、吉岡秀隆、三浦友和、真飛聖

由良秀之の小説『司法記者』(講談社刊)が原作の同ドラマは、日本最強の捜査機関といわれる"特捜検察"を描く社会派サスペンスドラマ。千葉地検から異動になった検事・織田俊哉(吉岡)は、鬼塚剛(三浦)が指揮する直告班へ配属される。織田が大手ゼネコンと県知事の贈収賄事件の捜査を進める中、司法記者の桜井智子(真飛)も事件の真相を追っていた――というストーリーで、ドラマは5月11日22時から毎週日曜放送(全5回)。

主演の吉岡は、「ニュースで見るような事件の中身を覗き見ているようで、ドキドキした。今、どんなことが実際に起こっているのかということを視聴者に伝えたいと思った」と演じるにあたっての心境を語り、「1話よりは2話、最終回は鳥肌が立つくらい面白い。現在進行形の生のドラマになった」と出来栄えに自信。また、吉岡の元恋人役でもある真飛は、「彼女の真っ直ぐな想いは共感出来ました」と役どころを振り返り、「ホステスとして潜入取材をするシーンのときは、スタッフさんがみんな笑顔でした」とエピソードを披露した。

一方、フジテレビ系で放送中のドラマ『極悪がんぼ』に出演している三浦は、役柄の金髪姿で登場し、「三浦さんの頭が民放仕様ですけど……」と吉岡にイジられ、「最近、この頭に慣れてきました」と苦笑い。本作では、専門用語を含む膨大なセリフ量に挑んだ三浦は、「40年以上やってるけど、寝てる時でもセリフがグルグル回ったのは初めて」と苦労したようで、吉岡も「三浦さんは、映画『ALWAYS三丁目の夕日』での優しいイメージしかなかったので、対決シーンはどうしようかと。微動だにしない三浦さんの前で、何とか演じきれた」と撮影を振り返っていた。