大同特殊鋼は4月23日、型鍛造事業の戦略投資として知多型鍛造工場(愛知県東海市、知多工場内)に新たに開発した熱間高速横型鍛造機1基を新設することを発表した。新鍛造機は鍛造する方向が水平方向である鍛造機で、2015年初旬から営業運転を開始し、主に自動車向け部品を生産する。

現在大同特殊鋼では、国内および米国拠点で合わせて15基の熱間高速横型鍛造機を保有し、自動車部品・軸受部品を中心に鍛造製品を供給している。

今回設置する新鍛造機は、従来の熱間高速横型鍛造機と縦型鍛造機の強みを合わせ持つことにより、製品品質の向上とコスト競争力強化が図れるという。新鍛造機導入により、国内型鍛造事業の事業基盤強化を進めていくとした。