「アサイー」というフルーツをご存じだろうか。近年になって、スポーツ選手や芸能人などが美容や健康のために食べていると話題になったり、Webサイトや雑誌にその効果を紹介するの記事が掲載されたりと、気になるトピックの多いフルーツだ。そこで、アサイーの加工食品や飲料などの販売を行っている「フルッタフルッタ」の広報に、アサイーとはどんなフルーツなのかを聞いてみた。

アサイーってどんなフルーツ?

アサイーは、ブラジル原産のヤシ科植物「ワカバキャベツヤシ」に実る、直径1~1.2cmほどの丸くて小さな黒紫色の果実。95%が固い種であるため、食べられる部分は5%ほどしかないが、そのわずかな可食部に多くの栄養素が蓄えられているそうだ。

アサイーは直径1~1.2cmほどの果実で、食べられる部分は5%ほど(写真提供 : フルッタフルッタ)

「ポリフェノール(アントシアニン)」「食物繊維」「カルシウム」「鉄分」などの栄養素が豊富。特に、抗酸化作用があり目にも良いとされるアントシアニンはブルーベリーの約18倍も含まれており、抗酸化力を示すORAC値はブルーベーリーの2倍以上だ。食物繊維はごぼうの約3倍、ミネラルに関して言えば、カルシウムが牛乳の約3倍、鉄分がほうれん草の2倍で、亜鉛や銅も含有している。また、オレイン酸、良質のアミノ酸、ビタミンB1、B2、B6、B12といったビタミンB群も含まれ、期待できる効果は、生活習慣病予防や疲労回復、美容、ダイエットサポート、デトックスなどと言われている。

アサイーが実る「ワカバキャベツヤシ」(写真提供 : フルッタフルッタ)

どんな味? おいしい食べ方は?

フルッタフルッタの広報にアサイーの味を聞いてみたところ「アサイー自体には、甘味も酸味もクセもなく、あっさりとした味です。甘みのないぶどうの皮の様な、ほんのりとしたえぐみや苦味がありますが、それはアントシアニンを多く含む食品特有の味です」とのこと。アサイー自体は味の主張をしないため、ほかのフルーツや食材と相性が良く、素材として使いやすいのだ。

アサイーボウル(写真提供 : フルッタフルッタ)

おすすめの食べ方を聞いてみると、「もちろんジュースやスムージーにしてもおいしいのですが、断然おすすめなのが『アサイーボウル』です」との回答だ。アサイーボウルとは、冷凍のアサイーピューレをバナナなどのフルーツとスムージー状にしてお椀状の器(BOWL)に入れ、好みのフルーツとグラノーラをトッピングする食べ方。アサイーの産地(ブラジルのアマゾン)で食べられていた伝統的なスタイルが進化して、今の形になったそうだ。味に関しては、「あっさりとしているのに濃厚な味わいでフルーツもたっぷり。アサイーボウルにハマる女子が続出しています」とのこと。

最近では、アサイーを使った料理を提供する店も増えてきたが、自分で作ってみたいという人には、アサイーボウルを作るためのアサイーピューレ「アサイースムージーミックス フルッタスペシャル」が同社オンラインショップなどで販売されている。すぐに味わってみたいという人は、アサイー自体の味が楽しめる「フルッタアサイー ベーシック」をはじめ、3月末に発売されたココナッツウォーターをブレンドした新製品「アサイーリオ ライム」「アサイーリオ オレンジ」などのドリンクで、アサイーを試してみよう。

「アサイースムージーミックス フルッタスペシャル」

「フルッタアサイー ベーシック」

「アサイーリオ ライム」

「アサイーリオ オレンジ」