P板.comは、海外拠点においてプリント基板の設計を行う「海外設計サービス」を4月より開始したと発表した。

同社のプリント基板設計サービスは、これまで国内の設計センターのみで提供してきた。今回、新たに海外での設計サービスを提供開始することにより、国内での設計サービスに比べて低価格・高品質なサービスを実現した。

最安ピン単価は、国内設計の場合で130円なのに対し、海外設計では55円。1000ピン以上の中規模設計の場合、国内相場と比較して最大で60%安くなる。例えば、設計条件が6層、3000ピン、他標準仕様の場合、国内設計サービスでは費用が約41万円となるところ、海外設計サービスでは18万7100円で実現する。

なお、設計センターは海外(インド)にあるが、同社のベテラン専属設計担当者が現地の設計担当者との仲介を行うので、海外設計担当者と直接やりとりする必要はない。もちろん、仲介なしで海外設計担当者と直接やりとりすることもできる。

また、設計は、欧米や日本企業向けの経験豊富な40人以上のスタッフが対応する。高速デジタル基板などのハイスペック仕様の設計案件についても実績多数で、デジタル回路の多ピン設計を得意としており、中規模設計にも対応している。申し込みは、国内と同様に、1クリック見積りにて"設計サービス"で、"海外"を選択するだけで簡単にできるという。