「回転寿司店を選ぶ際に重視している点」

マルハニチロはこのほど、関東(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・茨城県・群馬県)・関西(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)に住む15歳~59歳の男女で月に1回以上回転寿司店を利用する人を対象に行った「回転寿司に関する消費者実態調査2014」の結果を発表した。調査は3月11日~3月17日に行われ、有効回答数は1,000名。

"おいしさ・ネタの良さ"以外に重視する点

回転寿司店を選ぶ際に重視している点を聞いたところ、全体では「うまいこと」(48.2%)が最も多く、次いで「ネタが新鮮であること」(37.0%)、「値段が安いこと」(35.9%)、「ネタの種類が豊富であること」(29.9%)、「店内に清潔感があること」(27.4%)、「駐車場があること」(26.5%)と続いた。"おいしさ・ネタの良さ"以外にも"価格"、"清潔感"、"駐車場"と回転寿司店を選ぶ際に重視することは多岐にわたるということがわかった。

躊躇したり、勇気がいる一皿の価格は403円

「躊躇したり、勇気がいる一皿の価格」

回転寿司店で寿司以外のメニューも含めて何皿程度食べることが多いかを聞いた質問では、「6~10皿」(57.2%)、「11~15皿」(28.3%)との回答が多く、平均は9.9皿となった。男女別に平均をみると、男性では11.1皿、女性では8.6皿だった。

次に、回転寿司でネタを取ったり注文する際に"金額的に躊躇する、勇気が必要"な一皿の価格を聞いたところ、全体では「300円位」(29.8%)、「500円位」(22.7%)が多くなり、平均は、全体では403円、男性で411円、女性で396円となった。昨年の調査(2013年3月実施)と平均を比較すると、昨年調査の平均(全体416円、男性431円、女性402円)よりも全体では13円下がり、特に男性の下がり幅が大きく、20円下がる結果となった。

普段多く食べているネタ、断トツトップは「サーモン」

「普段"多く"食べているネタ」

「"値上がり」はゴメンだ"と思うネタ」

普段"多く"食べているネタを聞いたところ、1位「サーモン」(40.6%)、2位「マグロ(赤身)」(23.1%)、3位「ハマチ、ブリ」(22.9%)、4位「マグロ(中トロ)」(18.7%)、5位「ネギトロ(軍艦巻き)」(13.8%)という結果になった。 エリア別にみると、「アジ」(関東9.6%、関西3.4%)は関東のほうが関西に比べ高く、「サーモン」(関東36.0%、関西45.2%)、「ハマチ、ブリ」(関東20.0%、関西25.8%)、「タイ」(関東2.0%、関西10.6%)は関西のほうが関東より高くなった。光り物は関東、白身魚や中間魚は関西といったように、地域によってよく食べられているネタの傾向が異なっている様子がうかがえた。

「値上がり」はゴメンだ”と思うネタでも、1位は「サーモン」(29.7%)となり、2位「マグロ(中トロ)」(25.5%)、3位「マグロ(赤身)」(23.0%)、4位「マグロ(大トロ)」(20.4%)、5位「ハマチ、ブリ」(16.3%)と続いた。(マルハニチロ調べ)