AKB48の姉妹グループ・HKT48の研究生が21日、福岡のHKT48劇場で「脳内パラダイス」千秋楽公演を行い、大組閣でSKE48チームEへの移籍が発表された谷真理佳が、HKT48として最後の公演に出演した。

HKT48として最後の舞台に立った谷真理佳

場内は満席になり、劇場ロビーのスクリーンで観覧するファンも多く見られた千秋楽公演では、冒頭のMCで田島芽瑠が「これから真理佳とじゃれあうことができなくなるのが寂しい」と口にし、最年長の坂口理子は「研究生公演はレッスンから公演スタートまで時間がなく、みんなで苦戦した」と振り返った。

公演の途中では、朝長美桜が「今日は泣かないってきめてたけど『友よ』(本公演一曲目)で泣いちゃった」と照れながらコメント。また、冨吉明日香が「まりり(山田麻莉奈)がリハーサル中に寝て、すごく怒られてた…」と暴露話をして、普段マイペースでおっとりとした性格の山田も大慌てする場面もあった。

HKT48最後の公演となる谷は、いつも通りのハイテンションでMCコーナーでは盛り上げ役として活躍。アンコール明けのMCでは、「SKE48への移籍が決まり、大好きなこのステージに立つのは今日が最後になってしまうのですが、すごく不思議なかんじ」と心境を伝え、スタッフやメンバーからメンタルが弱いと心配されていることから、「名古屋に行ったら"豆腐メンタル"から"しゃちほこメンタル"になりたい!」と意気込みを語ると、全員が失笑していた。

続けて、HKT48初の研究生公演演目「PARTYが始まるよ」公演(2012年9月30日~2013年11月5日)の楽曲を披露。バラード曲「青空のそばにいて」の時には、涙を流すメンバーも。そして、ラスト1曲を前に、研究生の先頭で引っ張ってきた今田美奈が「いつも応援してくださる皆さんのおかげで研究生公演も1年以上続けられたことは私たちの誇りです」と語り、「これから研究生は3期生7名になってしまいます。私たちも昇格したからには、いい背中を見せられるようにこれからも頑張っていきます」と宣言。最後に研究生全32人で「草原の奇跡」を披露した。

(C)AKS