JCCH ・セキュリティ・ソリューション・システムズ(以下、JS3)は4月16日、プライベート認証局製品である「プライベート CA Gleas」(以下、Gleas)など3製品を連携し、Office365などの各種クラウドサービスやアプリケーションへのセキュアなSSOを実現するソリューションを発表した。

Gleas以外に、ハイ・アベイラビリティ・システムズ(以下、HAS)が販売するシングルサインオン(以下、SSO)製品である「AccessMatrix USO」(以下、AccessMatrix)および日本セーフネットのPKI(公開鍵暗号基盤)デバイスである「eTokenシリーズ」(以下、eToken)と連携を行なう。

「AccessMatrix」は、複数のシステムにわたり煩雑化した複数のID情報を一元管理できるほか、シングルサインオンにより各種システムへのログイン時の利便性も向上させることができるSSO製品。

Web型、デスクトップ型、クライアントサーバ型、Java型等様々なアプリケーションへのシングルサインオンのほか、Office365、SalesforceやGoogleなどの各種クラウドサービスへのシングルサインオンも可能となっている。

一方、「eToken」はデジタル証明書・秘密鍵、パスワードなどのクレデンシャルなものを安全に格納する認証デバイスで、個人認証および管理者負担や運用コストの最小化などをトータルに実現する。

Gleasが発行するクライアント証明書をパソコンに格納することで、接続したいサービスやアプリケーションへのSSOが可能となるAccessMatrixのポータルに接続できるデバイスが特定可能になるという。

さらに、クライアント証明書をeTokenなどのPKIデバイスに格納することで、証明書を持っていることと、PKIデバイスの暗証番号を知っていることの二因子により、そのポータルに接続できる人を厳格に特定。GleasではeTokenを標準でサポートしているため、統合的に管理できる。

JS3とHASは、同ソリューションの販売開始に合わせ、設定例をまとめたホワイトペーパーを提供する。また、今回の連携ソリューションの発表に合わせ、「eToken SSO(Single Sign On)乗せ換えキャンペーン」を実施する。