理想科学工業(理想科学)は、高速デジタル印刷機「リソグラフ」の新製品として上位2シリーズを、5月12日から日本を皮切りに世界各国で順次発売すると発表した。

国内の新製品は、2ドラム内蔵のデジタル印刷機「RISOGRAPH MEシリーズ」4機種と、1ドラム内蔵のデジタル印刷機「RISOGRAPH SEシリーズ」5機種。

「リソグラフME935W」(左) 「リソグラフSE938F」(右)

「リソグラフMEシリーズ」の最上位モデル「リソグラフME935W」は、両面ユニットを搭載。2色プリントに加えて、A3サイズまでの高速両面プリントが可能で、両面、2色、単色とニーズにあわせてボタン1つで設定の切り替えができる。同シリーズA3対応機は内蔵している2本のドラムのうち片側にオプションのA4ドラムを使用した際、原稿に適したサイズのドラムを自動で選択しプリント。多様な印刷用途に柔軟かつ経済的に対応する。片面2色プリントは毎分最高150枚、両面でも毎分最高100枚(200ページ)。価格は「ME935W」が225万円、納入設置料が4万円。

「リソグラフSEシリーズ」は、全機種に高速プリントモードを搭載。安定した高速搬送技術により、毎分最高185枚で業界最速のプリントスピードを8年ぶりに更新した。価格は「SE938F」が200万円、納入設置料が4万円。