MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険は15日、病院などの医療機関を取り巻くリスクについて補償する「医療機関総合補償プラン」の販売を開始した。

同プランは、医療機関を取り巻く主要なリスクに対して、顧客が必要な補償を合理的に手配できるよう、保険とリスクコンサルティングメニューをパッケージ化したものだという。昨今、医療の高度化・専門化や医療サービスの多様化、情報開示の進展、ロボット介護機器の導入等によって、医療機関が抱えるリスクは複雑になっているという。また、政府の成長戦略にも、「革新的医薬品・医療機器の創出」「新たな医療技術の研究開発」が掲げられていて、今後、リスクの複雑化がさらに伸展していくものと推察されるとしている。

同社は、同プランの提供を通じて、医療機関の事業の領域拡大を妨げる可能性のあるさまざまなリスクを包括的に補償することで、新たに同分野へ進出する顧客を支援し、安全かつ安定的な事業の運営に寄与していくとしている。

「医療機関総合補償プラン」の特長

さまざまなリスクを総合的に補償

  • 医療機関を取り巻くさまざまなリスク(火災リスク、賠償リスク、情報漏えいリスクなど)を、ワンパッケージで総合的に補償

特殊なリスクに対応した補償を提供

  • 「医療分野の情報化」、「サービス付き高齢者向け住宅(以下サ高住)」、「ロボット介護機器」をはじめとする、医療機関の多様化するリスクに対応した補償を提供

リーズナブルな保険料水準

  • 所定の項目によるリスク診断を行い、診断結果に応じた割引を適用して保険料を算出

販売目標

  • 新規取引病院数:100法人