フジテレビ系ドラマ『続・最後から二番目の恋』(4月17日スタート 毎週水曜22:00~22:54 初回15分拡大)でダブル主演を務める小泉今日子と中井貴一が、ロックバンド・クレイジーケンバンドの横山剣が作詞・作曲を手掛けた劇中歌「T字路」で、デュエットしていることが15日、明らかになった。

『続・最後から二番目の恋』の劇中歌「T字路」でデュエットした小泉今日子(左)と中井貴一

小泉にとっては、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で話題になった「潮騒のメモリー」以来、中井にとっては1987年にリリースした「黒の似合うひと」以来のレコーディング。また、デュエットとしては、小泉が映画『快盗ルビイ』(1988年)の挿入歌「たとえばフォーエバー」(シングル「快盗ルビイ」のB面)を共演の真田広之と披露して以来、中井は今回が初となる。「T字路」のレコーディングは3月中旬に行われ、リリースについては未定。

楽曲は、明るくミディアムテンポなデュエットソングで、前作『最後から二番目の恋』(2012年)を見た横山がドラマの世界観を再現。タイトルの「T字路」は、小泉演じる吉野千明(48歳)と中井演じる長倉和平(52歳)の年齢が「足して100歳」になったことにより、将来に対して漠然とした不安や寂しさを抱えながら、左右どちらの道に進むべきなのかという岐路に立っている様を表現している。

前作終了後の打ち上げで、デュエット曲「銀座の恋の物語」を披露した2人。その歌声に胸を打たれた浅野澄美プロデューサーが、本作の立ち上げ時に提案し、実現へと至った。同曲について、小泉は「中高年の方々でもすぐに覚えられて、歌えて、楽しい曲になったので良かったなぁと。このドラマにぴったりだと思います」、中井は「今の歌は、客観性のあるものが意外に少ないように思うんですが、この曲は本当に客観性の歌になっているので、そういう意味では楽しく歌える曲」とコメント。

また、小泉が「真田(広之)さんと2人で『夜のヒットスタジオ』にも出演させていただきました。その時は、真田さんが、すごく緊張されていらっしゃいましたね(笑)」と振り返ると、その番組を「見ていた」という中井は、「本当に何の根拠もなく、"いつか小泉くんと歌う""と思ったんですよ(笑)」と明かし、「今回デュエットが実現して、一番不思議に思っているのは僕です(笑)」と小泉との縁を喜んでいた。