俳優の堺雅人が15日、都内で行われた、ドラマWスペシャル『パンドラ~永遠の命~』の記者会見に出席した。

『パンドラ~永遠の命~』の記者会見に出席した堺雅人

同ドラマは、革新的な発明によって“パンドラの箱”を開けた人々の運命を描くドラマシリーズの第4弾。クローン技術においてある発見をした天才医学者の鈴木元(堺)を主人公に、謎の殺人事件、大物政治家の野望、医学界の思惑が複雑に絡み合っていく――というサスペンス仕立てで、ドラマは27日22時からWOWOWで放送。

主演の堺は、「誇りを持って作っているシリーズに参加できて光栄」とあいさつし、「タイムリーな再生医療がテーマ。考えさせられる大人のドラマを楽しみにしてて」と胸を張ってアピール。撮影について、「本番を1回しかやらない現場だったので、その場の空気に任せるという役者の醍醐味を改めて感じた」と振り返った堺は、劇中で自分のクローンかもしれない6歳の男児に出会うが、「もし6歳の自分に会ったら、『苦手な白身魚が食べられるようになってるよ』と言ってあげたい」と微笑んでいた。

また、会見には、堺のほか、シリーズを手掛ける脚本家の井上由美子、河毛俊作監督が出席。河毛監督は「スポーツカーは止まってても早く見えるように、堺さんは止まってても早い。目の表情が少し動くだけで風を起こせる役者」と大絶賛で、堺は「自覚してなかったので、これからはどんどん風を起こしていきたい」と照れ笑い。最後は、堺にやってほしい役について、「『グレート・ギャッツビー』とか、レオナルド・ディカプリオより良いと思う」(河毛監督)、「英国映画のような静かなラブストーリー」(井上)と言われると、堺は「役者は受注の商売なので」と謙遜していた。