電通国際情報サービスとクウジットは4月15日、東京国立博物館の公式ガイドアプリ『トーハクなび』に、Bluetooth Low Energy(BLE)を用いた測位技術の搭載を実現したと発表した。この結果、従来より行われているWi-Fiを用いた2種類の測位方法と合わせて、3つの屋内測位技術による位置連動機能が実用可能となる。国内において、BLEとWi-Fiを組み合わせた屋内測位インフラを常設型で取り入れた例は初だという。

3つの屋内測位技術　適用イメージ

この新機能は、同日に公開となったトーハクなび最新版(V.2.0)に実装されている。今回のアップデートにより、比較的大きな作品が展示されたエリアのガイドと、約1m間隔で陳列された作品の種別ごとのガイドを利用者自身の位置情報をもとに出し分けることが出来る。このような位置連動機能は、これまでAndroid版アプリだけに提供されていたが、BLEの採用により、iOS版においても利用可能になった。