富士重工業は15日、スバルの新型スポーツツアラー「レヴォーグ(LEVORG)」を、6月20日に発売すると発表した。

「レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight」

市販化にあたり、「1.6リットル インテリジェント"DIT"」搭載車と「2.0リットル ハイパフォーマンス"DIT"」搭載車の2タイプを設定。1.6リットル車は、小排気量エンジンにターボ技術を採用することで、軽快な走りを実現する動力性能と、17.4km/リットル(JC08モード)の燃費性能を両立。2.0リットル車は、スポーツリニアトロニックとの組み合わせにより、高出力・高トルクの動力性能を最大限引き出し、ダイレクト感のあるスポーティで楽しいドライビングを提供するとしている。

同社独自の運転支援システム「EyeSight(ver.3)」の初搭載も特徴のひとつ。より広角かつ遠方の捕捉やカラー認識を実現し、操舵支援機能「アクティブレーンキープ」をはじめ、AT誤後進抑制やブレーキランプ認識制御などの新機能、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上により、最先端の予防安全技術を提供する。

デザインとパッケージについては、流麗でスタイリッシュなシルエットの中に、使い勝手の良い大容量カーゴルームを実現。インテリアは、ドライビングを快適に楽しめるゆとりある空間とし、仕立ての良さを感じさせる上質なデザインを採用したという。

価格は、1.6リットル車が266万7,600~305万6,400円、2.0リットル車が334万8,000~356万4,000円。全車がエコカー減税対象となり、1.6リットル車は自動車取得税と重量税が免税、2.0リットル車は自動車取得税60%軽減で重量税50%軽減となる。

なお、同社は2013年12月27日、発売予定時期に関して「グレード別に5月または6月」と発表していたが、同車に搭載する運転支援システム「EyeSight(ver.3)」ユニットの量産体制に万全を期すため、全グレードが6月20日の発売に変更されている。