米Microsoftは14日(現地時間)、Windows Phone用アプリ開発者向けサイト「Windows Phone Dev Center」をアップデートしたと、同社の開発者向けブログ「Building Apps for Windows」で告知した。「Windows Phone Dev Center」アップデートでは、インストール端末に応じて最適化するWindowsアプリのユニバーサル化をサポートする。

Windows Phone Dev Center

米国時間2日に開催された開発者向けイベント「Build 2014」では、Windows Phone 8.1とWindows 8.1の両方OSで動くユニバーサルアプリ(universal Windows app)の提供が明かされた。

今回の「Windows Phone Dev Center」アップデートでは、インストール端末に応じて最適化するWindowsアプリのユニバーサル化をサポート。開発者用ツールキットやサンプルコードの提供、アプリの提出のほか、開発者によるフィードバックへの対応強化も含まれる。

今週後半には、Windows用アプリ開発者向けサイト「Windows Dev Center」のアップデートも予定する。

「Windows Phone Dev Center」および「Windows Dev Center」共通の新機能として、ユニバーサルアプリの連結が発表された。Windows StoreおよびWindows Phoneアプリのダウンロードが、アプリ内課金の統合も含め、一度のダウンロードで互換性のある全Windowsデバイスに適用される。同社はデバイス種類を問わず有料/無料のアプリでダウンロード数が増加すると予想している。

共通機能としてはこのほか、アプリ名予約機能も提供する。これは既にWindows Storeで提供されている機能だが、Windows Phoneアプリでもリリースの最大12カ月前に、アプリ名を予約することができる。また、登録料金のPayPal対応オプションにより、開発者アカウントを開く際にクレジットカード登録が不要になったことなども、新機能として紹介されている。