俳優・役所広司が主演を務め、『告白』(2010年)の中島哲也監督がメガホンをとった映画『渇き。』(7月4日公開)の初の映像とポスターが15日、公開された。

映画『渇き。』ポスター

原作は、作家・深町秋生の「果てしなき渇き」(宝島社刊)。元刑事のロクデナシ親父・藤島(役所広司)が、成績優秀で容姿端麗なカリスマ女子高生で娘の加奈子(小松菜奈)が失踪したことを元妻からの連絡で知る。再び家族を取り戻そうと、娘の行方を追う藤島だったが、娘の交友関係をたどっていく先々で次々と「知らない加奈子像」が明らかになり、やがて藤島は暴走。周囲の人間も彼女の存在に翻弄されていく。

公開されたポスターでは、藤島と加奈子の姿を上下で写し、「愛する娘は、バケモノでした。」のコピーに加え、タイトルの「渇き。」が大きく載る。「あなたの理性をぶっ飛ばす劇薬エンタテインメント!!」の文字は、物語の衝撃的な展開を予感させる。そして、初映像となる予告編では、狂気の登場人物たちとその内容が明かされた。

冒頭、「藤島加奈子。この地上でただ1つ。美しい生き物」のナレーションに続いて、加奈子の高笑いから映像が展開。藤島は、突然失踪した娘の行方を捜しはじめるも、娘の本当の姿を知れば知るほど狂気と化す。車を運転しながら顔中血だらけで笑い、携帯に向かって「てめぇが殺したのか!」や「あんなガキ! ぶっ殺した!」などのシーンからも、暴走がエスカレートしていく様がうかがえる。

さらに、藤島に密着する元部下・浅井(妻夫木聡)、物語の鍵を握る刑事・愛川(オダギリジョー)、加奈子の中学の担任・東(中谷美紀)、中学時代の悪友・遠藤(二階堂ふみ)、高校の友人・松下(橋本愛)、同級生のいじめられっ子・ボク(清水尋也)も登場し、「1人の少女に翻弄され、彼らは本性をむき出しにしていく」のナレーション。最後は、再び加奈子の高笑いで締めくくる。

また、アイドルグループ・でんぱ組.incの7thシングル「でんでんぱっしょん」が劇中歌として使われていることも、今回の映像公開で明らかになった。


(C)2014「渇き。」製作委員会