米Parallels(以下、パラレルス)は4月8日(現地時間)、Ingram Micro(イングラム マイクロ)との戦略的提携の強化を発表した。

Ingram Microは、大規模のホールセール型テクノロジーディストリビュータであり、IT サプライチェーンおよびモバイルデバイスのライフサイクルサービスのグローバルリーダーで、関係強化の一環として、Ingram Micro は、Ingram Micro Cloud Summit 2014 にて新たに発表されたグローバルな「Cloud Marketplace」でのサービス提供のためのコアプラットフォームとして「Parallels Automation」を導入する。

Parallels Automationプラットフォームの使用により、Ingram MicroのCloud Marketplaceでは、総合的なプライベートクラウドサービス、パブリッククラウドサービス、およびハイブリッドクラウドサービスをサービス展開することや、プロフェッショナルサービスやサポートなどを追加で提供することが可能になる。

現在、同Marketplaceには70社以上のベンダーが参加しており、200種類以上のクラウドソリューションやクラウドサービスを提供している。この中には、2013年第3四半期にCloud Marketplaceを初期からリードしてきたSoftCom Inc.の買収により追加されたドメイン名管理、ウェブホスティング、およびクラウドインフラサービスなどが含まれている。

両社の提携は、各種クラウドサービスに対するチャネルパートナーや ITプロフェッショナルからの需要の高まりを明確に示すもので、「中小企業(SMB)によるクラウドソリューションへの支出が今後5年間で20%前後増加する」とIDCでは予測している。