JR東海はこのほど、2014年度を通じて高山本線全線開通80周年キャンペーンを実施すると発表した。「Shupo(シュポ)~高山本線全線開通80周年」の名称でキャンペーンを行い、第1弾として、初夏のツアー商品の発売や地元との共同企画などを7月18日まで展開する。

高山本線全線開通80周年キャンペーンシンボルマーク

初夏のツアー商品は全14種類。高山・奥飛騨・上高地を巡るツアーなど、JRとバスがセットになった周遊タイプのツアーがそろう。他に飛騨市・七宗町・川辺町と連携した80周年特別コース2コースも設定。これらの特別コースでは、地元からのもてなしや80周年特別仕様の参加証明スタンプの押印、オリジナル絵はがきの先着プレゼントといった特典が用意されている。

地元との共同企画として、特急「ワイドビューひだ」車体デザインコンテストと、キハ40・48系ヘッドマークデザインコンテストも実施。ともにプロ・アマの別を問わず誰でも応募可能だ。各1名ずつ最優秀賞を選出し、車体デザインコンテスト受賞者には、最優秀賞ラッピングを施した80分の1スケールの真ちゅう製「ワイドビューひだ」鉄道模型を、ヘッドマークデザインコンテスト受賞者には最優秀賞デザインの2分の1スケールオリジナルヘッドマークをプレゼントする。

岐阜県内の沿線観光地をイメージしたキャンペーンシンボルマークも新たに制作する。高山本線の駅員・乗務員がシンボルマークバッジを着用して業務を行うとともに、高山本線のきっぷうりばとジェイアール東海ツアーズの店頭にシンボルマークを描いたのぼり旗を掲出し、キャンペーンをPRする。

役場や駅のデジタルサイネージ、一部テレビでキャンペーンの告知CMも放映。水と緑をテーマに古い町並みや北アルプスの魅力を紹介する観光情報誌「Shupo」も製作しておもな駅で配布し、誘客に努める。5月22・23日には、岐阜県との共催で観光イベントを名古屋駅にて開催。抽選で各地の特産品が当たるクイズラリーや、ご当地キャラクターとの写真撮影などを企画しているという。