Googleが提供している5インチサイズのスマートフォン「Nexus 5」。OSは最新のAndroid 4.4、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、クアッドコアのSnapdraon 800 2.26GHzを搭載しています。

そのうえ130gととても軽くて使いやすくなっています。さらこの機種は、SIMフリー! そのうえLTE対応しているため、docomoやそのMVNO SIM、SoftBankのSIMを差して、通話やLTEによる高速データ通信が行えます。ここでは、安く手軽にデータ通信を行えるMVNOの格安SIMとNexus 5を組み合わせてみました。試したのは、以下の4つです。

(1)「IIJmio高速モバイル/D」
月額900円(税抜)で月1GBまで高速データ通信が可能

(2)「OCN モバイル ONE」
月額900円(税別)で一日当たり50MBまで高速データ通信が可能

(3)「b-mobileスマートSIM 定額980」
月額934円(税別)で150kbpsのデータ通信がし放題

(4)「ServerMan SIM LTE」
月額467円(税別)で150kbpsのデータ通信がし放題

まずはSIMカードをNexus 5に入れておきます。本体に付属のピンで、本体に右側のトレイを引き出し、SIMカードを収納します。こうしておくと、自動的に言語設定が日本語になり、時刻の設定も行われるため、余計な手間を省けるからです。

ガイダンスが出て、無事にホーム画面にいけます。

SIMカードを差してはいるものの、このままではまだネットワークに接続できません。APNの設定が必要だからです。「設定」を呼び出して、「無線とネットワーク」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」とタップします。すると、IIJmioやb-mobile、mopera Uなど、プリセットされているAPNが表示されます。

IIJmioのSIMを挿している場合は一番簡単。ここでAPNをタップするだけで設定完了です。b-mobileは、別商品のプリセットがありますが「b-mobileスマートSIM 定額980」のものはありませんでした。また、「OCN モバイル ONE」「ServerMan SIM LTE」もプリセットはありません。そのため、自分でAPNのプロファイル設定を行う必要があります。右上にある(+)をタップします。「アクセスポイントの編集」の画面が出たら、「名前」「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」をそれぞれ設定していきます。

設定例●OCN
名前:OCN
APN:lte-d.ocn.ne.jp
ユーザー名:ユーザーID@one.ocn.ne.jp
パスワード:パスワード
認証タイプ:CHAP

設定例●b-mobile
名前:b-mobile
APN:b-mobile.ne.jp
ユーザー名:b-mobilep4g
パスワード:パスワード
認証タイプ:PAPまたはCHAP

設定例●DTI
名前:DTI
APN:dream.jp
ユーザー名:user@dream.jp
パスワード:パスワード
認証タイプ:CHAP

挿入しているSIMに合わせて設定ができたら、メニューから保存を選びます。すると、先ほどのAPN一覧画面に戻するので、設定したプロファイルを選択すれば完了です。

OCNを選択した例。

Androidの良い点は、iPhoneと違ってアクティベートの必要がない点、APNの設定が本体だけでカンタンに行える点ですね。実際に使ってみた印象ですが、LTE通信ができるIIJmio、OCNはとても快適に使えました。地図やyoutubeなどもサクサクです。b-mobileとServerManは、LTE回線を使ったサービスですが、LTEオプションを使わずにそれぞれ200kbops、150kbpsで試したため、画像が多いサイトでは重さを感じました。ただ、Nexus 5自体の速度が速いため、全体的に持ったりした印象はなく、使っていて「厳しい」という感じはしませんでした。

大画面・高速・軽量のNexus 5と格安SIMの組み合わせは、かなり快適な印象でした。コスト的にもかなりおトクに使えるモバイル環境が構築出来ますので是非ご検討下さい。その他MVNO SIMに関する情報は、SIM通をチェックしてみて下さい。

記事提供:SIM通

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