住友商事は4月11日、スペインの大手石油化学会社であるCEPSA Química S.A.が中国で展開する予定の石油化学品製造事業へ参画することを発表した。

中国における自動車生産・販売はともに高水準の伸びを示しており、中国全土に広がるモータリゼーション化の波は、プラスチック市場をも拡大させている。

石油化学品製造事業は、自動車部品、電気部品等のプラスチック原料であるフェノールを年産25万トン、アセトンを年産15万トン、およびキュメンを年産36万トン製造する計画だ。

既に上海市南西部の石油化学工業区内に石油化学品製造工場の建設を進めており、2014年後半には操業を開始し、2014年末には本格稼働する予定だという。