メイカームーブメントに触発された有志メンバーにより結成されたVOCALOOPプロジェクトは、VOCALOIDをループシーケンサー・ガジェット化したプロダクト「VOCALOOP」を発表した。

「VOCALOOP」は、気軽に日本語の歌や声で遊べる日本語ボーカルループシーケンサー・ガジェット。同プロジェクトによる企画・デザイン・ハード・ソフト開発の進捗報告やデザインデータなどは、オープンデザインの実例として随時ブログにて公開予定

同製品は、音源にヤマハの音源ICチップ「NSX-1」(eVocaloidエンジン)を採用した日本語の歌声・音色にフォーカスを当てたループシーケンサー・ガジェット。日本語の言葉とメロディを打ち込み再生するだけで、日本語ボーカルに特有なグルーヴ感・質感のあるループサウンドを、リアルタイムに歌わせる事が可能となっている。

また、ピッチシフト、オクターブシフト、ノートレングスなどの多彩なパラメータをリアルタイムに変化させることで、思いもよらなかったフレーズ・ループを作成することもできる。そのほか、NSX-1に音声データベースとしてeVY1を搭載したモジュールをシールド化した「eVY1 Shield」および「ポケットミク」のユーザーは、Windows PCまたはMacを用いて、同プロジェクトのWebサイトより試作アプリを無料ダウンロードし、開発中のVOCALOOPを今すぐに体験することも可能だ。