アクサ生命保険は10日、企業の社会的責任の取り組みの一環として「第3回社内対抗節電キャンペーン」を実施したと発表した。

同社は、このキャンペーンによるコスト削減額から100万円を拠出し、これまで継続してきた「エコツーリズム啓発活動」への支援として、「NPO法人Mi- Kumano」に寄付するという。

この節電キャンペーンは、東日本大震災以降の電力不足に対応するために2012年より実施している取り組み。同社および営業店舗10地域(電力地域)による対抗戦として、電力需要が高まる夏季・冬季の全社電気料金合計額を、2011年同期比で7%以上削減することが出来た場合に、節電によるコスト削減額から寄付金を拠出して「NPO法人日本エコツーリズム協会」の会員団体を支援するもの。

このたびのキャンペーンでは、節電目標を上回る実績を達成(全社で17%削減)したことから、節電実績で最も優れた成果をあげた関西営業エリア管内で、世界遺産の熊野古道で外国人観光客向けにガイドを行う「NPO法人Mi- Kumano」を支援するという。寄付金は、熊野古道を訪れる外国人観光客に対して、熊野の良さや価値を伝え地域活性化に寄与するバイリンガルのエコツーリズム活動に役立てられるとしている。

4月8日に和歌山県で実施した寄付金贈呈式の模様。写真左から、NPO法人 Mi-Kumano楠本晴美理事長、アクサ生命横関満正大阪支社長

アクサ生命は、東日本大震災以降の電力不足に対応するために、空調輪番運転や設定温度の調整を実施し、特設サイトを立ち上げ、節電状況や節電の豆知識を掲載するなど、さまざまな社内啓蒙と節電アクションを全国展開してきたという。なお、同キャンペーンは今後も継続して実施するとしている。