米IBMは4月10日(米国時間)、マーケティング技術ベンダーの米Silverpopを買収することで合意したと発表した。買収金額など詳細は非公開。IBMはBtoB、BtoC向けマーケティング分野を強化する狙い。

Silverpopは電子メールマーケティングからスタートしたデジタルマーケティングソフトウェアベンダー。クラウドベースでマーケティング自動化ソリューションを提供しており、顧客の行動をベースにパーソナライズしたサービスをリアルタイムで提供できるという。同社のサービスを利用するブランドは5000以上。

IBMはSilverpop買収はBtoB、BtoC、中規模向けの製品ポートフォリオを補完するものとなり、クラウドベースのマーケティングサービスや顧客関係管理ソフトウェアを強化する。顧客についての幅広い視点での視野を得ることができ、価値を測定できる。顧客が選択したチャネルから適切なタイミングで適切なメッセージを配信することで、効果を改善できるとしている。

買収は第2四半期に完了の見込みで、買収後SilverpopはIBMのソフトウェア事業部下のエンタープライズマーケティング管理(EMM)に入る。