「虎の顔」として活躍してきた「ミスタータイガース」といえば……

プロ野球の阪神タイガースは、前身の大阪タイガースが1935年に創設されてから現在に至るまで、多くの名選手をうみだしてきた。特にチームを代表するスター選手たちは「ミスタータイガース」と呼ばれ、ファンに愛されてきた。ただ、歴史ある球団だけに、その対象は年代で異なるかもしれない。そこで、マイナビニュース会員733名を対象に「ミスタータイガースといえば誰を思い浮かべますか」というアンケートを実施し、どの選手が最も多くの人の心に残っているのかを調査してみた。また、あわせて理由も聞いてみたので紹介しよう。

ミスタータイガースといえば誰を思い浮かべますか。



1位 掛布雅之 38.9%
2位 金本知憲 11.7%
3位 新庄剛志 11.1%
4位 藤村富美男 4.9%
4位 ランディ・バース 4.9%


■掛布雅之
・「掛布がいなければ1985年の優勝もなかったし、(甲子園での)3者連続ホームランの伝説も残っていない」(33歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「自分の青春時代のミスタータイガースは、掛布だけです」(50歳以上男性/機械・精密機器/技術職)
・「あの独特のスイングから放たれるホームランを、今でも鮮明に覚えているから」(42歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「阪神一筋で人気も実力も兼ね備えた選手なので」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「タイガーズといえば掛布」(26歳女性/医療・福祉/事務系専門職)


■金本知憲
・「全盛期は確実に阪神の柱になっていた。連続試合出場記録が良くも悪くも阪神の象徴だった」(24歳男性/情報・IT/技術職)
・「タイガースの『アニキ』として、不動のポジションを得たと思う」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「阪神への金本の貢献が大きかったと思うから」(30歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)


■新庄剛志
・「なんだかこの人が一番印象的なので」(30歳女性/学校・教育関連/営業職 )
・「(阪神が)弱くても彼がいることが唯一の楽しみであった」(25歳男性/アパレル・繊維/技術職)
・「奇抜な印象が強く、新庄が活躍している時期が一番面白い試合が多かったから」(27歳女性/食品・飲料/事務系専門職)


■藤村富美男
・「一番最初のミスタータイガースとされているから」(28歳男性/建設・土木/技術職)
・「長尺バットで有名」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)


■ランディ・バース
・「バースは阪神を支えた素晴らしい外国人選手だと思う」(27歳女性/食品・飲料/専門職)
・「阪神が強いと言われていた時代の象徴のような人だと思います」(32歳女性/不動産/事務系専門職)


■総評

1位は、圧倒的な得票数を獲得した掛布雅之さん。現役時代を知る人からは、「1985年に阪神が優勝した際の4番バッターであること」「85年の巨人戦で3者連続ホームランを打った1人であること」「巨人・江川卓投手との名勝負」などが理由として挙がっている。2位となった金本知憲さんは、「タイガーズの『アニキ』だから」「連続試合出場記録(1766試合)が偉大なので」といった理由で選ばれており、20代の投票者が多かった。

3位の新庄剛志さんは、「とにかく派手なイメージ」「印象が強いから」「インパクトが強かった」などの意見が寄せられ、多くの人の記憶に残る個性が投票の理由となっている。4位の藤村富美男さんは、初代ミスタータイガースと言われており、「物干し竿」とも呼ばれた長尺バットでも知られる名バッター。20代から50歳以上の幅広い年齢層から票が集まっている点が特徴だ。同じく4位のランディ・バースさんは、「最強の助っ人なので」「一番記憶に残る選手」といった理由から選ばれており、85年優勝時の強い阪神タイガースの象徴として記憶に残っているようだ。

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調査時期: 1月10日~1月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性343名 女性390名 合計733名
調査方法: インターネットログイン式アンケート