オウチーノ総研はこのほど、東京都、大阪府、愛知県、福岡県に住む60歳以上の男女1,108名から回答を得た「『幸福』に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査においては、東京都全域を「東京都市圏」、大阪府全域を「大阪都市圏」、愛知県全域を「名古屋都市圏」、福岡県全域を「福岡都市圏」と定義しており、グラフではそれぞれ「東京」「大阪」「名古屋」「福岡」と記載している。

幸せと回答した人の割合は、東京都市圏と名古屋都市圏で11.7%の差があった

「あなたは今、幸せですか? 」との質問に「はい」と回答した高齢者が最も多かったのは、東京都市圏(95.7%)。以下、大阪都市圏(89.3%)、福岡都市圏(88.8%)、名古屋都市圏(84.0%)の順となった。幸せと感じる理由には、「健康でいられているから」「夫も子供も健康で、全員幸せな状況にあるから」といった回答が多く寄せられた。一方で「いいえ」と回答した人では、「経済的に大変で、今後のことを考えると不安でいっぱいで心がつぶれそうになるから」などの経済的理由を挙げる人が多かった。

また、「何が満たされていると幸せを感じますか? 」(複数回答可)という問いへの回答は、すべての都市圏で「配偶者との良好な関係」「子どもとの良好な関係」「自分の健康」という順になった。4位以下は結果が分かれ、東京都市圏では「生活水準への満足度」や「貯蓄・資産の額への満足度」などが上位に来ており、名古屋都市圏では「孫との良好な関係」などが上位にランクインした。

幸せと感じる要因の上位3つは、4つの都市圏で同じ結果となった(一部抜粋)