ウェザーニューズは第6回となる桜開花予想を発表した。開花前線は東北に達し、今週は東北南部や新潟県で開花シーズンを迎えた。

第6回となる桜開花予想

東北のつぼみは早いペースで生長

今回の開花予想の対象となった桜は、全国のお花見名所約700カ所や公園約1万カ所、「さくらプロジェクト」に参加する一般人の「マイ桜」1万2,771本。予想にあたっては、過去10年間に寄せられた桜の開花状況に関するリポートと、4月5日~7日にかけて全国で一斉調査した"つぼみリポート"、今後の気象状況の予測などをもとに算出している。

全国800本のつぼみ調査によると、東北地方は南部・北部ともに昨年同時期よりも早いペースでつぼみの生長が進んでいることが分かった。つぼみは35%が「先がピンクに」以上に生長しており、この割合は昨年の同時期に比べ15%増加している。東北南部は約4割のつぼみが「花びらが見えた」「花の軸が伸びきった」状態になっており、順調なペースで生長している。

来週には東北北部で開花スタート

4月に入ると、関東・中部に続き北陸や東北南部でも開花が開始した。今週は新潟や福島も開花シーズンに突入し、来週には見頃のピークを迎える。宮城県では益岡公園が4月5日に開花、長野県では高遠城址公園が4月8日に開花し、以降開花が始まる桜が次第に増えている。来週には東北北部でも開花が始まる見込み。

東北エリアで人気の高いお花見スポットである青森県・弘前公園は、昨年より5日、例年より2日早い4月23日に開花し、ゴールデンウィークに見頃を迎えるという。福島県・三春滝桜は例年通り13日に開花すると予想している。北海道は例年並かやや早め(過去5年平均)の開花となることが予想され、函館は4月28日、札幌・帯広は5月1日に開花する見込み。

なお、東海・関東地方は大半の桜が散り始めているため、お花見を計画する場合は内陸部や関東北部がおすすめとのこと。関東南部の都心部では葉桜も増えてきており、4月10日は今シーズン一番の桜吹雪になることを予想している。

気象条件によって左右されやすい開花の最新情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『さくら Ch.』で随時情報を更新する。同社の次回の桜開花予想発表は、4月16日を予定している。