イスラエル企業が30秒でフル充電可能な携帯向けの有機バッテリ技術を開発

 

30秒でフル充電が可能な次世代型バッテリのプロトタイプが公開されて話題になっている。開発したのはイスラエルのStoreDotという企業で、従来のリチウムイオンなどの金属イオンの代わりに、蓄電用の素材として有機物質を用いている点で異なる。現在、SamsungのGalaxy S4を用いたデモがYouTube上で公開されているが、今後の課題はバッテリの小型化と対応デバイスの拡大で、2年以内の商用プロトタイプ提供開始を目指しているという。

同件はCNNをはじめ、複数のメディアが報じている。もともとはイスラエルのテルアビブ大学でアルツハイマー研究を行う研究室がスピンオフしてできた企業であり、アミノ酸の研究過程において特定のアミノ酸やペプチドがナノクリスタルと呼ばれる微細結晶を構成し、今回のようなバッテリの代替材料に用いることが可能だということから研究がスタートしている。

YouTube動画で確認いただくのが一番だが、チャージ開始からわずか30秒程度でタバコ2箱分ほどのバッテリが満充電される様子が確認できる。ただしバッテリサイズがモバイル機器搭載には大きく、検証中のデバイスも種類が限られているため、このような点を改良して"実際に使える"ようなプロトタイプ開発が今後の課題となる。


研究の背景については、こちらの記事が少し詳しい。それによれば、今回の発表が行われたのはMicrosoftのイスラエル研究開発拠点が4月7日(現地時間)に実施した「Think Next」というイベントの中で発表されたもので、前出のようにバッテリとして電荷を持たせる物質が金属のような無機物ではなく、すべてアミノ酸やペプチドといった有機物で構成されている点が特徴だ。

2010年にNatureで発表された論文によれば、電荷を持たせるにあたって現行の材料からペプチドといった別の素材で代替可能という見方が示されていたという。バッテリの代替材料としてペプチドを利用するメリットはいくつかあるが、特に安価で純度が高く、より信頼性が高い点が特徴だとしている。なかなかブレイクスルーの見出せないバッテリ技術だが、比較的近い将来に少し大きな動きが見られる可能性が出てきたのかもしれない。

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