ビッグローブは4月8日、都内で記者説明会を開催し、MVNO事業で提供している「BIGLOBE LTE・3G」エントリープランに、新たに090で始まる電話番号を利用できる「音声通話オプション」を追加する考えを明かした。提供開始は7月になる見込み。また「腕時計型のウェアラブル端末」を開発中であることも明かした。

BIGLOBE LTE・3G エントリープランは、900円(税別)/月で提供しているデータ通信専用プラン。同社ではBIGLOBE LTE・3Gと「AQUOS PHONE SH90B」(シャープ製)をセットにした「Wi-Fi ほぼスマホ AQUOS PHONE for BIGLOBE」というサービスも月額2,776円(税別)で提供しているが、こちらでも音声通話オプションが利用できるようになる。これまで、両プランでは通話機能はIP電話アプリを利用する必要があった。電話番号は050で始まる番号が与えられ、他キャリアからの電話番号の引継ぎ、いわゆるMNP(ナンバーポータビリティ)は行えない仕様となっていた。

ほぼスマホに、音声通話オプションが追加される

7月に提供開始を予定する音声通話オプションでは、090で始まる電話番号で音声発信が可能となり、MNPを利用した、他キャリアからの転入も可能にする。基本料金は検討中。

腕時計型のウェアラブル端末は、端末に3G/Wi-Fiのアンテナを組み込んでいるのが特長。これにより、スマートフォンを介さずにインターネット通信が行えるという。提供開始はまだ先になる見込みで、料金やどのようなサービスを乗せるかについても白紙の状態だという。

開発中の試作機を紹介する、ビッグローブの古関社長

なお、新しい音声通話サービス、ウェアラブル端末の開発の経緯などは追ってリポートする。

(記事提供: AndroWire編集部)