クラレは、2014年に小学校に入学する子ども(男女各2,000人)とその親(4,000人)を対象に、小学1年生の「将来就きたい職業」と、親の「就かせたい職業」について調査した。

新小学1年生の男の子が将来就きたい職業(左)、女の子が将来就きたい職業(右)

女の子が将来就きたい職業は「パン・ケーキ・お菓子屋」

新小学1年生の男の子の「将来就きたい職業」で1位となったのは「スポーツ選手」(22.6%)だった。2位は「警察官」(10.9%)、3位は「運転士 ・運転手」(7.7%)。1位のスポーツ選手は、1999年から16年連続で首位の座を守っている。毎年上位にランクインする「警察官」は、今回ついに10%を越えて2位にランクインした。

女の子の「将来就きたい職業」の1位は「パン・ケーキ・お菓子屋」(29.0%)で、16年連続で1位となった。2位は「芸能人・タレント・歌手」(13.1%)、3位は「保育士」(8.8%)だった。「看護師」「医師」は、双方常にトップ10入りする人気職業だが、今回初めて「医師」と「看護師」の順位が入れ替わり、医師の方が上位となった。

親が就かせたい職業、男の子は「公務員」

次に、男の子の親に「将来就かせたい職業」について尋ねたところ、1位は「公務員」(22.0%)、2位は「医師」(9.4%)、3位は「スポーツ選手」(9.0%)だった。「スポーツ選手」は、今回初めて3位にランクダウン。女の子の親には以前から人気のあった「薬剤師」の人気が高まり、9位にランクインしている。

女の子の親の「将来就かせたい職業」は、23年連続で「看護師」(18.5%)となった。2位は「公務員」(9.9%)、3位は「保育士」(9.6%)。保育士は、5年前頃までは人気がやや低迷していたが、ここ数年増加傾向にある。

新小学1年生の男の子の親が将来就かせたい職業(左)、女の子の親が将来就かせたい職業(右)