ストラタシスは、南アフリカの著名デザイナー・Michaella Janse van Vuuren が、同社のマルチカラー&マルチマテリアル3Dプリンタ「Objet500 Connex3」を使用し、ファッションピースのコレクションを作成したことを発表した。

ステンドグラス風コルセット

蛇をモチーフとした靴

蛇をモチーフとしたベルト

今回発表されたコレクションは、さまざまな色や多様なマテリアルを組み合わせて作られており、ステンドグラス風コルセット、「クラシックな蛇」の靴とベルト、「珊瑚にいる魚」のブレスレットといった3つの要素で構成されている。「エデンの園」の物語からインスピレーションを得たストーリーにのっとって展開されており、ほとんどのピースを一度で3Dプリントした。

また、ステンドグラス風コルセットは、教会のステンドグラスを映し出すために、van Vuurenは同社のマテリアルエンジニア・Tal Elyと共に取り組み、3つのベース材料からなるカスタムパレットを利用。クリアな透明材料、ゴムのような材料、そして鮮やかなピンクや紫の色を産み出すVeroMagentaを使って制作した。そのほか、蛇をモチーフにした靴では、鮮やかな色の硬質材料とゴムのような材料を組み合わせて使用している。

「珊瑚にいる魚」をテーマにしたブレスレット

なお、同コレクションを発表したデザイナーのvan Vuurenは、3Dプリンタを用いた作品制作について、「私は、Objet500 Connex3が持つ潜在能力の表面を少し削りとっただけです。1回のプリントで、異なる材料特性と美しい宝石のような色を含むことができる機能は、まさに画期的なことです。今後、この技術によって生み出される作品が楽しみです」とコメントした。