3Dプリンティングの米Stratasysは4月2日(現地時間)、同じく3Dプリントサービスを手がけるSolid ConceptsとHarvest Technologiesの2社を買収すると発表した。Stratasysの子会社RedEyeが展開するオンデマンドのプリンティングサービスと統合する。

Solid Conceptsは1991年に設立された従業員450名の企業で、3Dプリンティングサービスを展開する。昨年の売上高は6500万ドル。3Dプリンティングで金属製の銃を製造した企業として話題になった。買収価格は2億9500万ドル。

3Dプリンティングで製造した金属製の銃

一方のHarvest Technologiesは1995年創業、従業員80名の3Dプリンティングサービス企業。医療、航空宇宙、コンシューマ向け部品を製造する。売上高は非公表で、買収価格も明かされていない。

StratasysのCEO、David Reis氏は、「両社はこの業界のパイオニアでイノベーターだ。(我々が提供する)カスタム製造を飛躍的に向上させ、顧客との関係を強化できる」とコメントしている。両社はいずれも、RedEyeのオンデマンドのプリンティングサービスに統合されるという。買収は2014年第3四半期に完了する。