LINEは4日、LINE電話の番号偽装について潜在的な可能がある問題について、４月中旬をメドに対応策を盛り込んだアップデートを段階的に実施していくと同社公式ブログで発表した。
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同社は「非LINEユーザーの電話番号を本人に気づかれずに不正利用し、LINEのSMS認証を行う場合」「解約済みの電話番号が、LINE電話で継続利用できてしまう場合」などへの防止策を段階的に講じる。第一弾として、端末のSIM情報の確認、ネットワーク接続状況の確認、不正使用見地アルゴリズムによる確認の３点の確認プロセスを追加適用する。
この3要件のうち、いずれかもしくは複数が確認されない場合、電話番号を利用した再認証を実施。再認証が完了しない場合、該当アカウントからのLINE電話での発信はすべて非通知扱いとなる。また、提供予定の新バージョン公開以降、現行バージョンでLINE電話を利用する場合は、すべての番号が非通知になるとしている。
同社は先月28日に、「LINE電話の番号通知の仕組みを利用して番号偽装を行い、利用者本人になりかわって悪用されるのではないか」という懸念の声があることを公式ブログ上で公表。それに対し、LINE電話の仕組みを解説した上で、「悪用する可能性・発生頻度は極めて低く、現実的には極めて困難だと考えられます」としつつも、技術的対応策を検討していくとしていた。
