仏Dassault Systemesは4月3日(現地時間)、3D EXPERIENCEプラットフォームを採用した概念設計ツール「SolidWorks Mechanical Conceptual」をリリースしたことを発表した。3D EXPERIENCEプラットフォームを採用した初のSolidWorks製品で、クラウドベースで利用できる。

SolidWorks Mechanical Conceptualは、概念設計で3Dモデルを簡単に作るためのツール。経営層や設計チームリーダー、プロジェクトリーダーなどの非CADユーザーとの協働作業が容易で、作成した3Dモデルは3D CADなどで利用することができるという。

本製品の予測計算機能

製品紹介サイトでは、特徴として、概念設計の4つの要素に焦点を絞った直感的でパワフルなモデリング環境を提供していることを挙げている。4つの要素は、Conceptual(概念的)、Instinctive(直感的)、Social(ソーシャル)、Connected(接続性)となる。

このうち、ソーシャルや接続性については、チャットやスクリーンキャプチャ、オンスクリーンアノテートを通じて他のSolidWorks Mechanical Conceptualユーザーとその場で共同作業ができること、設計の繰り返しの自動保存によりデータを安全かつ最新の状態に保護し、時間や場所を問わないデータへのアクセスが可能になると説明している。

また、シミュレーションツール「SIMULIA Structural Validation」を使って、設計を進めながら評価を実施し、最適なコンセプトを選択することも可能という。