神奈川県川崎市川崎区の若宮八幡宮で、伝統の奇祭「かなまら祭り」が開催される。開催日は4月6日、11時~18時ごろまで。

エリザベス神輿

かなまら様は"性と鍛冶屋の神"

同祭りは江戸時代、川崎宿の飯盛女たちが性病除けや商売繁盛の願掛けを行ったことに由来する。かなまら様は「性と鍛冶屋の神」。商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があるとされ、近年では、エイズ除けの祭りとして国際的にも話題となった。

見どころは神輿の行列。はっぴ姿の参加者たちが、威勢のいい掛け声をあげながら男根をかたどった神輿(みこし)を担ぐ。最初に通る神輿は、「かなまら舟神輿」。続いて浅草橋の女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈された「エリザベス神輿」、最後は、古くから担がれてきた「かなまら大神輿」の合計3基が町を練り歩く。

神輿行列の最後を飾る「かなまら大神輿」